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Jiu-jitsu in cage

「柔道」
発祥の地に住む私達は、柔の道が世界で "どう通用するのか?" 非常に注目してきました。しかしながら、私がその一つの道と思う"Jiu-jitsu"が、どぅも今、期待はずれな状況です。いや、もはや久しいと言うべきです。世界というのは、今はアメリカンMMAを指しますが、ギリシャ神話の怪物を異名とするノゲイラを筆頭に、"Jiu-jitsu"は嘗て世界一と云われた武術でした。なかでも、ノゲイラのガードポジションに、私は"武術の黄泉がえり"さえ感じていました。しかし、MMA競技者の"Jiu-jitsu"に対してのDefense力が向上し、Ground-offenceで最も有用な肘が有効なUFC等が、世界の基準として成長していく...つまりMMAが競技として成長すればしていく程、あれ程有用された"Jiu-jitsu"が、何故か競技の発展と共に没落していくのです。が、実はそれをいち早く修正したのも、誰であろうノゲイラでした。ヒョードルに敗れたとはいえ、未だ世界を"Jiu-jitsu"という名の下に牽引していた彼が、あまりに短絡的に打撃を磨いた事に対して、私は当時"?"だらけでしたが、今となっては実に感慨深いモノがあります。そういう彼の変化こそ、先ずは敵を「打撃」で「投げ」で"征する"という闘いの原点に、競技が立ち返ろうとしている証拠なのかも知れません。

このまま"Jiu-jitsu"は、英語圏でそぅ発せられるように、本当に"sub"になってしまうのでしょうか?

それを覆すような根拠を私は持ち合わせていません。有るとすれば...ま、止めときましょう。ですが、以前に"オー・マィ・ガーな記事"でも述べた、ケージの特性を証明するような動画を発見しましたので、気になる方は以下をご覧下さい。

Bitetti Combat MMA 4:Marvin Eastman vs. Ricardo Arona
Date: September 12, 2009
Venue: Ginasio Gilberto Cardoso
City: Rio de Janeiro, Brazil


先ずは選手紹介

マーヴィン・イーストマン(16W.12L.1D.-N)
彼はMMA初戦でランペイジに判定勝利をあげていますが、その後は鳴かず飛ばずの戦績です。殆どの試合をケージで行っており、そういう意味での実績はある選手です。ファイトスタイルは打撃中心ですが、パワーのあるレスリングもこなします。謂わば、標準的なアメリカンファイターと言ったところでしょうか。

ヒカルド・アローナ(14W.5L.-D.-N)
勿論よくご存じだと思います。あの衝撃の敗北から実に2年以上もの間、全く試合をしていませんでした。気持ちの整理というかモチベーションがあがらなかった様ですが、実に勿体ない。彼が日本で試合をし続けてくれたら...と思うと、実に、実に...

そんな彼らが昨年の9月12日にブラジルのケージ大会の一つである"Bitetti Combat 4"で対戦しています。実はこの大会もまた実に5年ぶりなのですが、ルールは良く解らないですが、肘無しのようです。サッカーボールキックも恐らく無し。実にブラジリアンらしいルールに整えられている様に感じますが、過去大会の結果を見ても、柔術大国らしからぬ内容になっています。気になる方はググッてみて下さい。でわでわ、どぅぞ...



1R いきなりイーストマンの足が揃った所にアローナの1発目のローが入ります。しかし凄まじいローです。この時は、イーストマンが瞬間的にバックステップして、後ろ足に重心がのっていた為に助かっていますが、開始1分頃の2発目は、後ろ足から真横へ移動しようとした所へのローですから、もろにバランスを崩して尻餅を着いてしまいます。その後リカバリーされますが、小外刈りで倒し、インレンジでのトップポジションを奪います。奪ったまでは良かったのです。ですが...何とアローナはイーストマンに、いとも簡単にケージ際まで移動されてしまいます。日本では、さして気にも止められないイーストマンの行為を彼は理解したのでしょうか?私は、その後のシングルのテイクダウンを見ても、それを理解しているとは思えませんでした。相手をケージに押しつけながらのパウンドなど出来っこ有りませんし、ルール上ヒジも禁止です。何より柔術家が、敵と我のフィールドの半分をケージに支配された状況下での彼の行為はミスマッチにしか見えないのです。相当無駄な体力だけを消耗したと思います。

アブダビ2連覇や、RINGS・PRIDEでの実績のある彼でさえ、経験したことの無いフィールドでは通用しない技術があることが、解りすぎるほど表現されている試合だったと思います。尤も、アローナは"Jiu-jitsu"偏重の格闘家ではありませんが、このケージの特性という問題を解決しない限り、アローナの"弾丸タックル"も"Jiu-jitsu"も有効に機能せず、彼の有用なスキルは"ロー"に限定されるのです。
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Comment

テニスに例えると
サーブandボレーとラリーみたいな感じですかね。

近代テニスの主流は速攻型の
サーブandボレー。
見た目の派手さもあり、人気も高いですが
実際はリスも高い博打的プレー。

一方のラリーは見た目の派手さこそないですが、
堅実で個人の技量が大きく影響するプレー。

私はマッケンローvsボルグや
マッケンローvsコナーズの対極に位置する
選手同士の試合が好きでしたね。(かなり古い?)

武辺舎さんが気にされている
柔術の衰退はないと思いますよ。

博打性の高い打撃に比べて、一度引き込んだら
技量の差で圧倒的に優位に立てる
サブミッションは、今後のMMAで
更なる進化をとげると思っています。

柔道でいえば、立技と寝技。
日本選手が常に世界のTOPクラスに
名を連ねているのは、外国人選手に比べて、
圧倒的に寝技のスキルが高いからなんです。

近代柔道においてはルールも立技の攻防を
重視した形に変更され、寝技の展開など
ほとんどないのが実情ですが、
世界大会でも日本人選手のここ一番での寝技が
結構見られます。

練習量に裏打ちされたサブミッションは
決して添え物にはならないですよ。

武道者からの実に明確な回答、誠にありがとう御座います。
でわでわ。
って、終わりません(笑)
なぜなら?こんな機会が何時か来ればと思っていましたから、この際、私のこそばゆい疑問をぶつけてみたいと思います。

ブラジリアン柔術は、"立ち技"と"寝技"による点数制と、"一本"により勝敗を決しますが、ムンジアルなんか見ていても、柔道の国外選手に多い、ポイントを重視した守りの柔道?に似た展開が見られますし、また柔道と違い、引き込みからの攻守の展開が、実に多い競技です。確かに、それ見ていると、美空さんが指摘されるように、「サブミッションは技量の差で圧倒的に優位に立てる技術」だと思います。しかし、MMAと柔術大会を同時に見ていると、柔術もかなり"胴衣"に依存した競技に見えるのですが如何でしょうか?引き込みの得意なペンも、GSPには、それをする以前に何度もテイクダウンを許しています。

勿論、私も全くネガティブに柔術を見ている訳ではありません。解りますよね。こんだけ青木を見たいファンなのですから。ただ、美空さんぐらいしか私の"隙間"を埋めてくれる人は居ないと思いますから、是非、私の疑問の一つである"胴衣"についての考察を専門的立場からお願いします。

それから、今回の私のエントリの主題でもある。ケージ際の展開を打開する柔術の形などの考察も有ればお願いしたいと思います。

お忙しい中に、馬鹿な質問しますが、暇を見て筆を執ってくれたら幸いです。

補足ですが
「柔術の衰退」という美空さんの表現がありましたが、私はMMAを頂点に置いた価値観で述べているのでは有りません。つまり、vs.柔術という位置づけで述べていません。私は「MMAという確立されていく一つの競技の中の、その内の一つである技術が埋もれていっていなか?という推測です。勿論、以前に比べればの話です。ですから柔術、サブミッションそのものが衰退しているという事ではありません。くれぐれも.vs的な捉え方では無い事をご理解下さい。

ハードルめちゃめちゃ高いッスね~。

まず、私は柔道をやっていましたが、武道者といえる様なレベルではありませんので、そこはどうか甘い目に見て下さいね。
それと、昨日は時間がなかったモンで言葉足らずになってしまいましたが、
>vs.柔術という位置づけで述べていません。
私も同様にMMAという競技の中での柔術的な技術
というつもりで述べていますのでそう思ってみて下さいね。

私は柔術経験者ではないので、柔道というフィルターを通して格闘技を見ています。
その中で武辺舎さんが言われている"胴衣"について私なりの意見を書かせてもらいます。

まず、柔道で立ち技といわれる技術は、大きく2種類あるんです。
一つは”崩し”の動作から相手の重心をずらせて倒す倒技
(大内・小内刈り、大外・小外掛、内股etc)
もう一つはこれも”崩し”の動作から入り相手を浮かせて
投げる投げ技。(背負い投げ・払い腰etc)
※ほんとはもう少し細かく手技、足技、腰技、捨身技に分類するんですけど、
今回は説明しやすくするために技の状態で2種類に分類しました。

いずれも柔道では”崩し”から入るのが原則なんですが
この”崩し”の動作、胴着がないとほとんど成立しません。
そしてこの”崩し”の動作は柔道でも柔術でも原則同じです。
すなわち、武辺舎さんの考察通り、柔道、柔術においては
胴着への依存がなければ成立しない競技といっても良いでしょう。
でも、まったくって訳じゃないんです。”崩し”の動作は胴着がなくても可能なんです。
それは”力”"タイミング””誘い”等です。
特に”力”は大きく影響します。

柔術は絞め技、極め技に重きを置いた競技体系になっているため、
寝技の攻防がその大半を占めています。
そのため、寝技に移行するまでの技術体系が最初に述べた倒し技に偏っています。
この”倒し技”、しっかりした”崩し”がなくても比較的安易に相手を倒す事が可能
(柔道で一本の様な形ではなく、あくまでも立っている相手を倒すって意味です)
で、大きな力もあまり必要としません。
ですが柔道は立技に一本勝ちの形態を取り入れているため、
より完成度の高い倒し方(投げ方)を要求される競技です。
ですから”崩し”の動作が不十分だと駄目なんです。
そのため柔道は”崩し”の動作に+”力”を必要とします。
特に”投げ技”には”力”の要素が不可欠となってきます。
結果、柔術家は比較的に非力な選手が多いんです。

今のMMAでは”倒し技”への対策が以前より大きく進歩しており、
十分な”崩し”の動作がないと、倒すのが困難です。
今MMAで柔術的な要素が衰退している様に感じられるのは
寝技状態まで持ち込めないのが、大きな要因になっていると感じています。
柔道家の”崩し”は”力”の占める割合が大きいため、MMAの中でも
寝技に移行するまでの技術は高いものがありますね。
(特に”投げ技”は寝技に移行する手段としては効果的だと思います。)
これから柔術的な技術を主体にする選手は効果的なテイクダウンの方法を
模索する必要があると思います。
それは胴着に頼らない”崩し”の動作、
すなわち、”力”を有効に使い、投げ技のスキルを上げる。って事になるでしょうか?
イメージは少し古いかも知れませんが、
『マット・ヒューズ』の持ち上げて倒す、浮かせて落とす
の様なテイクダウンは効果的だと思います。

胴着がないMMAで柔術的な技術を有効に使うには効果的な寝技への移行。
すなわち、『”倒し技”から浮かせて倒す”投げ技”への移行』
が私の見解です。

>ケージ際の展開を打開する柔術の形

これは青木選手が実践してますよね。
ズバリ、『バック・ポジション』だと思います。
寝技を”パウンド”と”関節・絞め”に分けて考えてるんですが、
ケージ際では”ケージに押し込んでの”パウンド”はかなり有効な技術だと思います。
ですが、”関節・絞め”に関してはまったく逆効果。
しかし、『バック・ポジション』『バック・マウント』は
”パウンド”では不利ですが”関節・絞め”に関してはケージ際でも効果的だと思いますよ。
青木選手の戦い方はケージでも十分通用する技術だと私は思っています。

こんな濃い~話は活字じゃなくて、”酒”飲みながら語り合いたいッスよ、武辺舎さん!!










"力"と"崩し"
について、言われてみて、もっの凄く納得し、そして思い出した事があります。
"力"に関しては
今一度、動画を見てみたいと思いますが、ケージで活躍するフランク・ミアやシャオリン
崩しに関しては
MMAの歴史において凄く進化したと思う"スイープ"
これらが今、私の中でリンクしたのですが宜しいでしょうか?
だとすると「全然イケテルじゃないか!」って
かなり方向転換できたんですが。

青木のバックポジションについては、後出しで"あいこ"出したわけじゃなく私も全く同感です。

ちょと、子供を保育園に送る時間ですのでちょい失礼。

えっと、嫁に、こっぴどく怒られました。
「朝からPCかい?この、PCヲタ!」
って(笑)

え~さて、
なぜ?青木のバックポジションが有効か?というと、相手の背をケージから離脱させ、ケージ際であっても相手をコントロールできるから。です。美空さんは違う考察ですか?これかなり有効だと思うのです。カルバン戦で、コーナーでタックルの状態から、ちょっと浮かせてから回り込んでますよね?ただ、あれをやるケージファイターを見たことが無いので、本文でも削除しました。誰かやってる?

しかし、私、感激しました。
美空さーーーーーーーーーーーん!
大好きです(笑)
飲みたいですね。私、強いですよ(って言われます)

>ちょっと浮かせてから回り込んでますよね?
>ただ、あれをやるケージファイターを見たことが無いので、本文でも削除しました。誰かやってる?

入り方の方法論は違いましたが
『バック・ポジション』『バック・マウント』
の達人なら知っていますよ。

誰よりも早く『バック・ポジション』の有利性に気付き
実践していた選手がいます。

ヒクソン・グレイシーですね。

『マウント・ポジション』が彼の代名詞の様に言われていますが
彼の『マウント・ポジション』は『バック・マウント』を取る過程だった様に思います。

『マウント・ポジション』からはKOを狙う様な”パウンド”は行ないません。
相手が嫌がる様な打撃を加えて反転させる事を狙っていました。
だから、反転しやすい様に誘いを作っていましたね。

反転させ、スリーパーで決める。
これがヒクソン・グレイシーの戦い方だったと私は理解しています。

機会があったら『ヒクソンvs船木』の試合、見てみて下さい。
非力なヒクソンが見せる”崩し”はなかなか見ものですよ。
太ももにコツコツ入れるヒザ、足の甲への踏みつけ、
いずれも相手にダメージを与えるのが目的ではなく、片足に
重心をうつさせるのを目的にしていますね。

ちなみに”タックル”っていうのは非力な選手が
胴着なしの戦いでもっとも”力”を効率良く発揮して”崩し”を
しかけることができる”倒し技”の技術なんですが、
(そのため、一時期、流行りましたよね。でもタックルは”初動作の大きさ”っていう
欠点を持ち合せていて、レスリングでその防御技術が確立されていたので、
打撃系の選手に一気に広まってしまい、安易に通用しなくなってしまいましたが…)
ヒクソンはあまり使いませんでしたね。

今のMMAで当時のヒクソンの技術が通用するかどうかは別ですが、
当時の彼は最も総合格闘技を理解し、研究していた選手のひとりだった事は
間違いないと思います。

きっとヒクソンはあの当時、『バック・マウント』が
最も安全な場所で勝利する確率が高い事を理解していたんだと思います。

>なぜ?青木のバックポジションが有効か?というと、相手の背をケージから離脱させ、
>ケージ際であっても相手をコントロールできるから。です。

その通りだと思います。
あえて付け加えるなら、そのポジションは相手の攻撃(打・投・極)から
身を守るのにも適しており、さらに脱出も困難という利点もあります。
バック・マウントに至っては対戦相手の前面の空間をも支配し、
動きをほぼ2次元(平面の動き)にコントロールできます。
意図的に奪うのは非常に難しいポジションかも知れませんが
その方法論が確立できれば、柔術系の選手にとっては
非常に効果的な技術体系になると思います。

そしてその技術体系は
・ヒクソンの技術
・青木の技術
の中にそのヒントがあると思われ、
また、『”倒し技”から浮かせて倒す”投げ技”への移行』 に
その可能性があると私は思っています。
(大袈裟に書いていますが”倒し技”は相手を後方に押し倒す傾向が
強いので、ロープ際やゲージ際では倒すのが困難で、うまく倒せても
そこからバックを奪わないといけないのですが、
”投げ技”は対戦相手を浮かす事でロープやケージの際の影響を
避ける事ができ、落とし方次第では相手を下向きにする事も
可能なんじゃないかな?って発想だけなんですけど…)

それにしても青木の動き、よく見てましたね。
私はそこまで気が付いていませんでした。
それと『バック・ポジション』に気が付いていたとは…
さすがです。

あの一連の動作が”ホ○”にしか見えない
どこかの間抜けとは言葉が通じないハズです。
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管理者:武辺舎
Year of birth:1970
Sex:Man
Occupation:S,National government employee
Family structure:One wife,Three children
Sports:Baseball,Bayonet
Mail:buhensha@gmail.com
マイブレス飲食部門会員No1007
iNOVEL:武夫の拵え(2010.10 〜 連載中断。なお作業はコツコツ継続中)

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