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Couture vs. Nogueira

ufc102poster2.jpg


あれから10年...
私の中の伝説で終わるはずの闘いは
これからのMMAが為の闘いでした。

1R 開始8秒...Octagonのほぼ中央、互いに3発のコンビネーションで死闘の幕をきった...。2分過ぎ、ノゲイラの右がクロスでクートゥアのテンプル付近に入りダウンを奪う。必殺のダースチョークで仕留めに掛かったノゲイラだが、クートゥアが巧く亀状態を維持し返させない。およそ15秒間...渾身の力で形を作ろうとするも、遂に力尽きてしまう。スタンドへの戻り際にクートゥアの首が一瞬掛かったが、そこを支える力は失っていた。クートゥアはサークリングしつつダメージの確認、ガードが上がらないノゲイラは詰まるとローで距離をとる。クートゥアが空きすぎのノゲイラの顔に狙いを定め始めると、少しずつ、少しずつ、互いの間隙が縮まっていき、ついに双方、頬を差し出し、殴り...殴なぐられ...殴りかえした...。観客らの意識の無い歓声が鳴りやまない。ノゲイラをケージに押し込むクートゥア...少し膠着すると、ようやく今起きている映画のようなシーンに魅せられた地元ファンから''Randy!''コールが沸き上がった。ノゲイラがセコンドに、言い訳めいた言葉を発しているように叫ぶが、それは誰にも伝わること無くラウンドは終了した...

2R ノゲイラの左がクートゥアの頬をとらえ、崩れかけるクートゥア...意識が揺らぐ中、恐らく本能的にタックルを仕掛けたのだろう。が、ノゲイラは冷静にチョークをとりにいく。しかし滑って外れてしまい、更に倒れざまに肘を落とされるが、何とかガードポジションに持ち込むノゲイラ。日本のリングなら、ノゲイラポジションといって良い状態だが、しかし此処はOctagon...1発、2発、3発と...肘を落とされ、必死に耐える事しかできない。クートゥアの3点での押さえが崩れ、上からの圧しが弛んだ事を感じたノゲイラは、腰を2度上下させクートゥアを浮かし、右膝でクートゥアを返してしまう。マウントをとることに成功したノゲイラは、パウンドを放ちつつ、極めを模索していく。ハーフの状態から肩固めを狙うノゲイラ...が、ここも最後の形を作るに至らせなかったクートゥア。残り1分過ぎ、スタンドに戻したクートゥアが、またしてもヒートな撃ち合いを仕掛けるが、ノゲイラも流石に今度は乗らず、ワンツーそしてボディーを返す。クートゥアも2度、左をヒットさせるが、決定打には至らず終了...

3R 30秒過ぎ、ノゲイラの右がクートゥアの顎を捕らえる。完全に脳からの電気信号が途切れ、膝から崩れるクートゥア。構わずパウンドを落とすノゲイラに対し、クートゥアの体は電気信号によらない運動を続ける。ガードポジションをとるも、ノゲイラの反則気味の肘が入る。サイドをとるノゲイラ。私はもぅ、いつ終わっても良いと思った。これがリングだったら此処で終わっていただろぅ。彼の最も多い極め技である腕十字で。しかし出来ない。それは長い膠着に繋がるかに見えた。が、かつてのしつこい程の攻めを取り戻したノゲイラはバックマウントから裸締めを狙う。必死に腰を上げ、どこまでも体が生きようと動くクートゥアの肉体。ノゲイラの体が徐々にズレ始め、そして一気にトップを奪ったクートゥア。あれほど殴られ、傷つけれてても、休む事無く肘を4度連続で放つクートゥアの肉体は、スタミナなどという言葉では簡単に片づけられない。残り1分...必死に勝負への執念をみせるノゲイラとクートゥア...二人の体が1ミリも離れない。ノゲイラの勝利はルールの中で疑いようも無かった...。

しかし...
こんなにもハートを凌ぎあわせる男の闘いが
スポーツルールの中で決着した。
クートゥアは、かつてこんな事を言っていた。

「かつて、UFCファイターは犯罪者扱いされたものだよ」

まったく。今はJokeである。


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Comment

こんばんは。
やっぱり武辺舎さんの文章は、言葉を通して状況が浮かんでくるようです。
飲んでらっしゃる時の文章は・・
それはそれとして。。←?
ロッキー4私は中学生の頃アルバム持ってました。
昔の格闘家はロッキー関係の曲を使用してる人も多かったですね。
ホッタラケの島ですが、我々大人が見ても考えさせられる作品ですし、中高生にも是非と思います。

久しぶりに判定での名勝負を観た気がしました。

ノゲイラは実際前回の戦いよりも体はしまって見えましたし、動きも悪くは無かったように見えました。

しかし、私が見たかったのはやはり柔術マジックでした。
ノゲイラはPRIDE後期から 対ヒョードルを意識したのか、打撃による攻撃に磨きをかけいつしか打撃で勝負をかけるファイトスタイルに変化していきました。バーリトゥーダーが進化していけば自然と打撃で勝負するようになっていくのか・・・。
個人的な見方ですが、ノゲイラにはヒョードルもしくはジョシュのように打撃と寝技を上手に使いこなした、線と線が繋がるような試合を観たいと思っています。ノゲイラの試合は、打撃は打撃で寝技は寝技といったような偏った試合をしているように見えてしまいます。

それとも今回は相手がクートゥアだからますますその様に見えてしまったのか・・・

高嶋君負けちゃいました・・・
1-2の判定・・
ショックです・・・
記事と関係ない書き込みすみません・・・
寝ます・・・

阿部五郎さん
勿論、飲んでいる時の私が、私です。
あれは別人です。
あっ。飲んでない時の私が、私です。
そっちが別人です。
(照れです、テレレ...)
「ロッキー4」私は、今でもLP何処かに...有るはずです。
で、実家の自室には映画館で買ったポスター(大)が今でも張られてます。今は、婆様が寝室に使っています。89才の寝室にロッキーのポスター...目を伏せているバルボアの気持ちが非常に伝わってきます。
ところでホッタラケ、本当に全年齢で楽しめる映画のようですね。絵も良いですし。我が子に、予告編みせたら好評でしたので、近々見に行くことになりました。
「カールじいさん」は夫婦か、婚約者と見たら...愛おしくなる映画のようです。TVのCM見て、久しぶりにマジマジと嫁さんの顔みました。


力士マンさん
確かに、柔術マジックは、やはり、かつてほど(RINGS、PRIDE時代)の輝きを出し切れませんでしたが、厳しいルールの中で良く粘ったと思います。出来ることなら...3Rのダウンシーン。あの位置ならパウンドKOでは無く、膝・腕十字や肩固めを狙っても...面白かったような...ん~流れ的には「無茶な」って言われそると思いますが、出来ないことも無かった。冷静に、サイドからパウンド落としていってれば、流れの中で、関節にいけたかもしれない。おもいっきり、正面から慌てて入りましたからね。
>打撃は打撃で寝技は寝技といったような偏った試合
確かに。仰る通りだと私も思います。
打投極の「投」が、不得意な選手になってしまいましたからね。どうしても言われるような、ギスギスした感じが出るのでしょう。ブラジリアン柔術って勿論、投げもあるんですけどね。

oumさん
高嶋選手って...
昨日のシュートボクシング (武志道 其の四)に出ていた高嶋 龍弘 選手の事でしたよね?公式見ると、イエローがひびいたような...兎に角、僅差判定だったようで...違います?

武辺舎さん
その通りです。その高嶋選手です
もう少しで勝ちを寄せることができたと思うんですが、まだまだ若い彼にあまり高望みをするのは酷ですね。過去に苦難を乗り越えた彼ならきっとこの敗北を糧に成長してくれるでしょう。
今回は負けてしまいましたが、次は!次こそは!という思いでまた応援しまっす!
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iNOVEL:武夫の拵え(2010.10 〜 連載中断。なお作業はコツコツ継続中)

武辺舎

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